
アフリカには今なお膨大な数の「電気も通信も届かぬ村」が存在する―その社会課題に正面から挑み、地域経済にイノベーションと希望をもたらしている日本発のスタートアップが「株式会社シュークルキューブジャポン」です。セネガルを起点に、電気・デジタル・金融・食といった分野横断型の共創インフラモデルを次々と実証。「TUMIQUI Project」では現地の医療や教育、農業課題を解決しつつ、現地産マンゴーの国際輸出による持続可能なバリューチェーンづくりでも画期的な実績を挙げています。本稿では最新のマンゴー輸出事業にもフォーカスし、その全貌と影響を総合的に紹介します。
株式会社シュークルキューブジャポン(SUCRECUBE Japon Inc.)は2018年創業のソーシャルテック・スタートアップ。「デジタルインフラで命と未来を支える」をミッションに、アフリカ・欧州を軸に社会的課題の解決型ビジネスを展開しています。
官民や業界の垣根を越えた多様なパートナーシップが大変豊かな企業です。日本の総務省・経済産業省、関西電力、商船三井、ダイキン工業、セイコーエプソン、大日本印刷、JICAなどの公的・民間セクターと連携し、現地法人TUMIQUI Japon SASUをセネガルに設立済み。教育・保健・産業行政と密接な官民連携を築いています。
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プロジェクトのアウトライン
核になるのは「TUMIQUI Project(ツミキ・プロジェクト)」です。仏語圏西アフリカの農村部や無電化地域に、太陽光発電+バッテリー+無線通信+デジタル機器をパッケージで実装。これにより医療・教育・農業・金融などの複数課題を同時解決する、「ラストワンマイル型の共創社会インフラ」を現場に届けてきました。
◎主なサービス群
◎事業特徴
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3-1. 誕生のきっかけ
2018年、同社が参加したJICA主催のアフリカ現地視察にて、セネガル農村診療所で“真っ暗闇での出産”と直面したことがきっかけと言われています。「光が命を守るプラットフォーム」を現地と共に創る志が生まれました。
3-2. 具体化とパートナーシップの深化
3-3. 発展・拡張(2023~)
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株式会社シュークルキューブジャポンの最大の差異化ポイントは、単なるインフラ導入でもビジネス拡大でもなく、「現地に根付き、本気で共創する」という点に尽きます。
4-1. 共創型の社会インフラモデル
4-2. ローカル完結・持続可能な運営体制
4-3. 多分野横断の先進モデル
4-4. 官民連携によるスケールアウト
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5-1. 医療分野での成果
5-2. 教育分野での成果
5-3. 農業・物流・金融インパクト
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6-1. 取り組みの背景
セネガルは、実は欧州市場向け高品質マンゴーの産地のひとつ。ところが現地の生鮮物流・コールドチェーン・加工・マーケティングが未成熟で、年間30〜40万トン規模の収穫後損失(フードロス)が課題でした。またマンゴーは期間雇用の主な就業先でもあり、収穫ロス=大きな経済損失となっていました。
6-2. シュークルキューブジャポンのアプローチ
収穫即冷蔵・仕分け、さらにピューレやプリンなどへの加工まで現地で実施
商船三井のリーファーコンテナ(冷蔵・低温輸送)、ダイキンの冷凍技術、セイコーエプソンの端末管理、印刷・パッケージ技術もフル活用
受け渡し・集荷・出荷・代金精算を地元農家や女性グループのスマホで一括管理
収益の一部が現地経済や児童教育事業の資金原資にも還元される循環設計
6-3. 事業の進捗と社会的インパクト
冷蔵インフラ導入→フレッシュマンゴーを日本・欧州向けに輸出
一部は現地でピューレ、プリンに加工しパッケージも「Made with Japan」のデザインで輸出
農村の女性や若者の新規雇用創出
販売収益の一部が現地社会インフラ(教育・ICT・保健)再投資に回る仕組み
2025年8月、アフリカ開発会議(TICAD9)で国内発表後は、周辺国、欧州・日本都市圏への拡大目指す
6-4. 今後の展開
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株式会社シュークルキューブジャポンは、「未電化・未通信地域こそイノベーションのフロンティア」という信念のもと、共創・現地完結・多分野融合でアフリカ発の新しい経済循環・社会課題解決モデルを打ち立てています。医療・教育・エネルギー・ICTだけでなく、食・金融・輸出産業までも現地で一貫して育て、現地の若者や女性が主役となる経済・雇用を現実のものとしています。
特に「マンゴー輸出」モデルは、ただの農産物流通ではなく、多国間パートナーシップ・デジタル金融・女性支援・再投資型エコシステムまでを含むトータル・イノベーション。アフリカの“課題”を“可能性”に変え、日本企業の国際イメージアップとSDGsゴール達成にも寄与しています。
今後もセネガルのみならず、西アフリカ仏語圏や他新興国への水平展開、現地と日本をつなぐ双方向イノベーションの旗振り役として、その一手一手が注目され続けるでしょう。
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株式会社シュークルキューブジャポンとAA Health Dynamics(AAHD)による共催で、アフリカ開発会議(TICAD9)の公式サイドイベントが2025年8月に開催されます。
このイベントでは、現地マンゴー輸出プロジェクトも含めた最先端事例や、西アフリカ現地と日本企業が融合する真の共創イノベーションモデルを発表予定です。
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